NPO法人メッシュ・サポートの講演会を行いました。

 7月12日、「環境インターンシップⅠ」の講義として、NPO法人メッシュ・サポート理事長の塚本裕樹氏をお招きし、メッシュサポートの普段の活動や活動に対する思いなどを講演いただきました。

 

この講演会は、エコロジカル・キャンパス学生委員会が、琉大生協が実施する「リ・リパックのデポジット金還元システム(後述)」を利用し、メッシュサポートへの寄附活動を始めたのがきっかけで実現したものです。ゲストとして、大学生協の岩崎専務理事にもお越しいただきました。

 塚本氏は、建築士の仕事のために沖縄県北部に短期滞在した際に、本島北部の医療格差を目の当たりにしたそうです。そこで、医療ヘリの運用継続を支援し始めたのをきっかけに医療支援活動の世界に関わりだし、のちに事業を本格化するために、NPO法人としての活動に集中する決心を固められたとのことです。
 団体としての活動は15年目になり、依然活動資金に苦慮していること、将来的には行政主導の取組となることを目指して情報発信や関係者の橋渡しを行っていること、などを力強く語り、「学生時代は様々に失敗ができるので、恐れず挑戦をしてほしい」といったメッセージが送られました。
 参加した学生達は熱心に聞き入り、また活発な質疑応答がなされました。


会の最後に、プロジェクトの発起人である幸地 佑朔さん(人文社会科学研究科2年)から後輩達への激励を込め「大学2年生に始めた取組で、メッシュサポートへの寄附は5年目になる。私自身はまもなく卒業となるが、大学生が社会のためにできることは多い。今を大事に活動してほしい」と挨拶がありました。


【参考】琉球大学生協のリ・リパックのデポジット制度について(環境報告書2022より)

 

琉球大学生協では、2006 年から弁当容器リ・リパックのデポジット制度(※)を開始し、リサイクルに取り組んでいます。
 リ・リパックは内側のフィルムをはがし返却するだけで、気軽にリサイクルに協力できる点が特長です。
 また、回収率を高めるためデポジット金の返還方法の改善を続けています。2013 年には、旧来のスタンプ方式(10 個貯まると 100 円返金)から組合員証への電子マネーチャージ方式(1 個返還で 10 円チャージ)に変更しました。
今後もリサイクル強化 Week や様々な企画を実施して、リサイクルの意識が高まるよう工夫しています。
 2018 年度からは、エコロジカル・キャンパス学生委員会の協力のもと、各学部にも回収ボックスを設置して、得られたデポジット金 10 円を NPO 法人メッシュ・サポートへ寄付しています。

※デポジット制度:製品価格に一定金額の「デポジット(預託金)」を上乗せして販売し、製品や容器が使用後に返却された時に預託金を返却すること

学生委員会がNPO法人メッシュサポート様へ寄附をしました

エコロジカル・キャンパス学⽣委員会が、「特定⾮営利活動法⼈メッシュサポート」様に寄付を行い、返礼として本学の学章と学生委員会ロゴマークのステッカーを飛行機に貼り付けていただきました。

本学⽣協で販売される弁当箱(リ・リパック)は、リサイクルすると購⼊者に10円分のポイントが還元される仕組みがあります。学生委員会は2018 年度からリ・リパック回収ボックスを設置し、購⼊者により寄付されたリ・リパックを回収し、得たポイントから還元したお⾦を公共性の⾼い団体に寄付して有効活⽤しております。